マニトウ 対談 2009

平成21年10月東京にて、無添加たばこマニトウを製造販売する、ドイツのフォンアイケン社から来日したガード氏 とマニトウについて意見交換をしました。通訳は、マニトウの輸入代理店である柘製作所に依頼しました。

 

フォン アイケン
山 元:日本へは初めての来日ですか?

ガード: 2006年の春に初めてきました。アジアのマーケットがここ数年
伸びる一方なので、日本、香港、台湾、マレーシアと回りました。

山 元:御社で作っているマニトウは、ドイツではいかがですか?

ガード:ドイツは勿論、他のヨーロッパ諸国でも評判がいいようです。 
品質はもちろんのこと、特に当社のブレンドによる美味しさが
継続的な愛好者を得ています。
ヨーロッパのシャグたばこの歴史は古く、アジアの国々と異なり、
19世紀末からたばこの マーケットに出ていました。
フォンアイケンはその大きなマーケットに今世紀に入って
切り込んでいったので、初めは苦労しました。
そのため、社風として、常に他社とは違う個性、
ひとつ上のクオリティを目指してきました。それがこのマニトウに
結実しているといってよいでしょう。

山 元:マニトウの開発にあたっての基本的なコンセプトはどのようなものでしたか。

ガード: 1990年代から、無添加、無香料のたばこが世界的なトレンドに
入りました。フォンアイケン社も研究開発を進め、西暦2000年代に
入って製品として発売しました。当社のブレンド技術を生かし、
高品質の無添加たばこの魅力を最大に引き出した製品を
開発したかったのです。

山 元:ベースのヴァージニアは、かなりグレードの高い葉を
使っているようですが、どのような構成なのでしょうか?

ガード:トップシークレットです。(笑)いや、素材であるたばこ葉は、
自慢してもいいような良いものを使っています。

山 元:取り扱っている小売店としては、そのあたりの秘密がわかると
ありがたいのですがね。

ガード:別に秘密にしているわけではありません。基本的な構成は各種
ヴァージニアとオリエントです。
まず、ヴァージニアですが、北アメリカ産、ブラジル産、アフリカ
のジンバブエ産のブレンドです。

山 元:それらのヴァージニアは何か特性があるのでしょうか?

ガード:あります。無添加、無香料で製品たばこを作るとなると、
絶対的に素材のいいものを使わないといけません。
その上で、最高に美味しい製品にするためのブレンドが大事です。
北アメリカ産ヴァージニアはとても力強い香りがあります。
また、アフリカ産ヴァージニアは際立った甘みが特徴となって
います。
「ゴールデンシャグ」には、ブレンド総体の喫味を柔らかくし
独特の芳香をもたせるため、選りすぐったオリエントを少量
入れます。ブレンドに適した、原産地が異なる品質の高い葉を
厳選しています。
これがマニトウの旨さの秘密です。

山 元:ところで、無添加、無香料の製品だと、乾きが早いような気が
しますが?

ガード:マニトウは保湿剤等の添加剤を使用していないので、乾燥気味に
なることは仕方がないことです。出来上がった製品は
密閉包装・缶に入れられているので心配はいりません。
しかし、スモーカーが買って封を切り、使い始める時からは注意が
必要です。
蓋を開けたら、保湿材を入れて、たばこの湿度管理をするといいで
しょう。

山 元:まったくその通りです。当店でもそのようにお客さまに
薦めています。
日本の冬場は特に乾燥が激しいので困ります。
夏場でも、冷房された部屋は乾燥気味になってしまいます。
けれども、保湿してあるマニトウのほうが絶対に美味いです。
これは自信を持って言えます。

ガード:そうでしょうね。あまり乾燥してしまうと、
辛みが出てきてしまいす。満足のできる喫煙は無理です。
マニトウの美味しさを充分に味わっていただくため、保湿は
是非お客様に管理していただきたいと思います。
山元さんみたいによく理解している人をドイツの我が社に
欲しいものです。
ぜひドイツに来てください(笑)。

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